SOPvol.118          市内15店舗で新発田の物産フェア

▲月岡大橋前のライトアップ

今月号の第1面では、11月に開催される「新発田大特産フェア」の概要を特集した。

感染症禍で大勢の人数を一カ所に集めるイベント開催を避けねばならないという事情を逆手にとって、スーパーなど市内15店舗で共通の「新発田物産展」を市商工振興課が企画した。他店舗との差別化に力点を置く小売店にとって画期的な企画となった。流通業界に精通した専門家ではとうてい発想出来ない企画で、成否が注目される。また、イオン・原信などの全国展開店舗で新発田産の物産を取り扱ってもらうことは、製品の全国展開にもつながる可能性がある。

 第2面上段では、豊浦地区で先行的に実施された「新発田版デマンド方式」の公共交通を取り上げた。松岡地区での実証実験の結果を生かしたものである。こちらの成否は利用者数にかかっている。利便性については実施する中で今後、改善していけばいいという考え方だ。

 第2面下段では、収束に向かいつつある感染症の現状をリポートした。感染症減少の理由としては、ワクチン接種の進展と、重症化を減衰する治療方法「抗体カクテル療法」の普及が挙げられる。ただし、その根底には「手洗い」や「マスク着用」の徹底、「三密回避」など、個々の努力の継続が挙げられ、今後冬場に予想される第6波を抑えるためにも、これらの感染症対策は必須である。

第3面では、前号で取り上げた三角の稲架(はさ)の続報である。地元では「ハロウィン」「クリスマス」「正月」の飾り付けが予定され、東京でも渋谷の宮下公園や東京ビッグサイトで展示されるなど、新たな展開を見せている。発案者が目指す「愉しむ農業」や「世代間交流」が進むことを願うものだ。

4面では陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のオープン、蕗谷虹児記念館の「はり絵画家 内田正泰展(冬・春編)」、歴史図書館の新企画「関谷平内が描いた新発田藩」展を告知した。

 

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