SOPvol.132          新発田の冬の風物詩・義士祭

▲少年少女剣士による勝どき(長徳寺の安兵衛の墓前で)

 

今月の第1面は、大正2年から戦中・戦後を除いて連綿として続いている「義士祭」の模様をサンチャン写真館の協力を得てリポートしました。昨年はコロナ禍の影響で参加者も少なかったのですが、今年は聖籠町からも少年少女剣士がたくさん参加してくれて賑やかな「義士祭」となりました。また、新発田商工会議所青年部の皆さんが「赤穂かき入り・しばた雑煮」を振る舞って下さり、イベントに華を添えて下さいました。新聞・テレビにも取り上げられ、大いに新発田を発信できました。さらに新発田青年会議所の皆さんも駐車場係などの裏方として協力して下さいました。これを機会に新発田生まれの赤穂義士・堀部安兵衛への理解が進むことを望むとともに、武庸会の一員として感謝申し上げる次第です。

第2面は、新発田市議会12月定例会から主だった質疑・応答を抜粋して掲載しました。小柳はじめ議員は二階堂市長の4期目の政策について質問しました。産業面では市長から目新しい政策の提案はありませんでしたが、子育て支援策としては3期目に果たせなかった保育料の無料化への意欲を示し、新たに給食費無料化の検討に言及しました。どちらも財源にめどは立っておらず、二階堂市長の手腕が問われるところです。なお、阿部聡議員が要求した支援のうち、電気料・燃料費については、今年度の値上げ相当分のみ、各コミュニティセンターに支援されることになりました。同じく、外国人労働者に対する支援などは行わないとのことです。

第3面では、赤谷の杉原邸について報告しました。杉原邸の文化財登録を目指した一連の動きは「赤谷にもう一度、光を当てたい」という現当主・杉原泰洋さんの切実な願いから出発しています。赤谷には長い時間をかけて何世代にもわたって育まれてきた歴史・美しい風土があります。文化財登録を起爆剤として、交流人口を増やすことで山村の風景と営みを守り伝えることは、人口減に直面する私たちにとって極めて意義深いことではないでしょうか。本紙も何らかの方法で支援したいと考えています。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」の健康増進イベント「フライデー教室」の案内、市立歴史図書館の展示室で来月から開催される企画展「明治維新と新発田藩」の告知、蕗谷虹児記念館の新企画「蕗谷虹児の乙女妻展」の告知を掲載しました。

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