SOPvol.61新市庁舎「札の辻広場」に2万5千人

▲4階テラスの「桜の花」ベンチで寛ぐ子どもたち。二王子山が美しい

 

今月は新市庁舎開庁に関連する記事が中心です。

新市庁舎建設にあたり、二階堂市長は使い勝手の良さと防災対応機能は当然として「中心市街地活性化」「にぎわい創出」「市民交流」の3点をコンセプトとして付加しました。その結果、1階には半屋内空間「札の辻広場」「札の辻ラウンジ」を配し、4階には「開放可能な議場」とそれに続く「屋外テラス」を配しました。

1月8日にはこけら落としイベントである城下町しばた全国雑煮合戦に過去最高となる2万5千人を集めました。市民は1階のみならず2・3階の窓際に陣取り、雑煮合戦を楽しんでいました。今後は市商工振興課が先頭に立って、毎週末年間104回のイベントが開かれる予定です。つまり、土日は半屋内空間「札の辻広場」でなにか必ずイベントが行われることになります。このことにより、「にぎわい創出」「市民交流」はほぼ実現するでしょう。しかし、「中心市街地活性化」については商店街の人たちや市民自らの意思と行動なしでは難しいでしょう。市長の言うようにまさに「市民力」が問われます。

市観光振興課が一昨年から進めてきた、インバウンド(訪日観光客増)と農産物・食品加工品輸出の試みの一つとして、台湾旅行推進交流団を招聘しました。台湾からの観光客送客と農産物・食品加工品輸出をねらった商談会が「札の辻ラウンジ」で開催されました。今後3月には輸入商社団の招聘が予定されています。基礎自治体としては画期的で先進的な取り組みです。けっして焦ることなく、段階を踏んでじっくりと進めてほしいものです。

 終面は、昨年新発田市でオールロケした映画『ミスムーンライト』が完成し、イオンシネマ新潟南で先行上映されることを告知しました。全編春の新発田の観光地を舞台とした、女子高生たちの青春群像劇です。全国ヒットにつなげ、新発田をPRするためにも、ぜひ足をお運びください。

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