SOPvol.117          月岡温泉入口に稲架(はさ)出現


▲夕方まで作業(令和2年10月=切梅)

今月号の第1面では、月岡温泉入口付近などに44個の三角の稲架(はさ)が現れた経緯などを紹介した。

仕掛人は荒町出身の猪股哲恵さん(42歳)、一緒に作業することで自分たち現役世代と高齢世代をつなぐために始めたことだが、それが地域や職業を超えた大きな横の輪に広がりつつある。将来的には「月岡温泉に人を呼び込むことにつながればいい」と考えているようだが、まずは希薄になった人とのつながりを取り戻すことが目的だという。「お金も必要ですが、それと同時に『つながり』が大事じゃないんでしょうか」とあくまで自然体。コロナ禍世代がもたらしたパラダイムシフトとして注目に値するのではないか。

 第2面では、話題になっている保育園・こども園に対する「特別委託料」の問題を取り上げた。市が支払っている特別委託料は、子どもたちを私立園に委託するときの委託料である。私立・公立の賃金格差是正や、市の指導のもとで私立園の運営全般に使われてきたものだ。市はこの4月に私立園側に減額(半減)案を提示したが、「減額されると私立園の運営に支障をきたし、(子どもたちを預かれなくなり)待機児童がでる」とし全21園が反対している。市側の説明には論理矛盾が多く、その一部を9月議会の一般質問から要約・引用した。

「子育て支援」は市長の看板政策で、評価も非常に高い。急激な変更は混乱をもたらす。まずは減額(半減)案を凍結したうえ、十分な時間をかけて話し合って信頼を回復し、着地点を模索すべきであろう。

第3面では、宮野食品工業所で開催された「障がい者就労見学会」の模様をリポートした。

コミュニケーションに多少の問題があるものの克服は可能であるとの実例を見せていただいた。能力や正確さ・速さは十分であるとの説明もあった。宮野社長の「共生・協働」の思想、そして何よりも障がい者が生き生きと働いている姿に感動した。今後は事業者間や行政の福祉部門・経済部門をつなぐことが課題だと感じた。

4面では陽だまり苑の「デイサービスセンター」、期待の高い蕗谷虹児記念館の「はり絵画家 内田正泰展」、歴史図書館の新企画「災害と復興の歴史」展を告知した。

 

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