SOPvol.93           新発田のコメ、アメリカに!

▲アメリカ人が菅谷の水田を視察に

 

今号、第1面では二つの話題を取り上げました。

一つは、平成27年度から取り掛かった「新発田の農産物」輸出の一環として、アメリカ人バイヤーが当市を訪れた話題です。国の補助金を利用して台湾から始めた輸出はその後販売先をシンガポール・ハワイに広げました。30トンから始まった輸出量も今年は300トン弱と順調に伸びています。DMOを活用した自治体の輸出は新潟県では当市以外に見当たらず、先進的な取り組みは高く評価されるものです。

なお、新発田は輸出(アウトバウンド)と観光客誘致(インバウンド)を同時に行っており、外国人観光客は宿泊ベースで4倍に増えています。まさに「儲かる農業・儲かる観光」を実現しつつあります。

もう一つは、月岡温泉で芸妓さんたちが共同で立ち上げたカフェ「キッチンはぁーと」の紹介です。独自に6店舗を開店させて月岡温泉街に賑わいを取り戻した合同会社「ミライズ」の活動に刺激されたものです。気軽な店ですが、味も本格的なもので、ぜひ一度訪れて応援してあげてください。

2面では新発田市議会9月定例会から、目立って増えつつある外国人に対する支援についての質問を取り上げました。人手不足の深刻化もあり、今後さらに外国人が増えることは確実ですが、日本語教育などは民間に任せきりの状態です。行政の強力な支援が期待されています。

たま、新潟県や新潟市の危機的な財政難を横目に、健全財政を維持している新発田の財政を、市の貯金にあたる「財政調整基金」を例に解説しました。「待機児童ゼロ」を達成するなど、多くの政策目標を実現しながら、健全財政を維持している二階堂市政は大いに評価されていいでしょう。まずは今後も「待機児童ゼロ」を維持、「子育てするなら新発田」を確固たるものにしてほしいものです。

3面では「健康寿命の延伸」に効果の大きい口腔ケアの一例として「誤嚥性肺炎」を取り上げました。口腔ケアの実施で「誤嚥性肺炎」は40%ほど減らせることが科学的に実証されています。次回以降も「糖尿病」や「心疾患」、「認知症」などの予防効果について、順次取り上げます。

4面では蕗谷虹児記念館での展覧会「エロール ル カイン展」と新発田市立歴史図書館での「ふたつのしばた展」、および陽だまり苑の「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

 

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