SOPvol.83           二階堂新発田市長、大差で3選


▲冬の使者

今号、第1面・2面では、11月18日投開票の新発田市長選挙戦の経緯と結果を掲載しました。

保守系ながら「市民党」を掲げる現職の二階堂馨氏と革新系統一候補の小林誠前新発田市議の一騎打ちは、組織力で序盤に猛ダッシュした小林氏を二階堂氏が徐々に追い上げ、選挙最終盤に逆転し、結果的には約9千票の大差で一蹴しました

小林氏の公約は急ごしらえの感が否めず、「世代交代」を旗頭にしていましたが、市長になって何をするのか、明確なメッセージを欠きました。一方、二階堂氏は具体的な政策を「愚直に」訴え続け、市民の支持を得ました。しかし、大差とはいえ、小林氏の得た1万7千余票は、批判票としてはかなり大きなものです。二階堂氏の今後の市政の舵取りが注目されるゆえんです。

第3面では、喫緊の課題である地域公共交通網整備について、もっとも成功していると言われる京都府京丹後市の例に続き、京丹後市には及ばないものの、自治体財政を圧迫しない形で、地域特性に合った「きめ細かな」形態を作り上げ、持続可能な公共交通網を整備している豊岡市の例を紹介しました。徹底したニーズ調査で利便性を向上させて運賃収入を上げ、財政的に持続可能性を担保しています。

第4面は、歴史図書館の開館を記念した企画展を広報しました。今年は戊辰戦争150年、豊田神社勝手山遷座100年の節目の年です。時宜を得た好企画で、12月24日(月)までの開催です。ぜひ足をお運びください。

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