SOPvol.87           県議選前哨戦の状況

今号、第1面では、3月29日告示、4月7日投開票の県議選・新発田北蒲区の前哨戦の模様をリポートしました。

前回選挙同様に佐藤浩雄氏がリードし、石井修氏が続き、岩村良一氏がこれを追う展開で、無投票阻止を掲げて出馬表明した斎藤徹夫氏が独自の主張を掲げて戦っています。当初無投票が予想されていましたが、相変わらず佐藤氏は強く、石井氏はミニ集会などを頻繁に重ねて組織戦を展開し、岩村氏は旧町村部の支持者への浸透に余念がありません。斎藤徹夫氏も原発再稼働反対と介護人材確保・知事公舎廃止などを掲げて、一定の支持を得ている模様です。

各氏の主張を新聞報道やチラシなどから引用しましたが、原発再稼働の是非以外には大きな争点はないようです。できれば単なる「順位決め」に留まらず、将来に向けて実のある議論が深まることを望むものです。

なお、4月14日告示、4月21日投開票の市議会選挙は落選する候補予定者2人と激戦の様相ですが、革新系の元職と新人が頭一つ抜け出しているようです。

2面では、2月市議会から、今回で勇退するベテラン議員2人の代表質問と市長答弁を抜粋して掲載しました。どちらも現在新発田市の抱えている問題を的確に捉えた質問でした

3面では、一般質問から、新発田市の喫緊の課題である「地域公共交通網の整備」について、小柳肇議員の提案を取り上げました。昨年10月号で本紙がリポートした京丹後市のシステムを新発田市にアジャストさせようというもので、具体案は来月号に掲載する予定です。

4面では新潟の産んだ不世出の小説家・坂口安吾の代表作『桜の森の満開の下』の朗読会の前告知を掲載しました。朗読会は4月11日(木)午後6時半から、新潟市民文化会館りゅーとぴあ能楽堂で行われます。朗読の第一人者・青木裕子氏が黙読では味わえない『桜の森の満開の下』の魅力を表現する。ぜひ、お出かけ下さい。

なお、「ピュア・オレンジ」の告知も併せて掲載いたしました。

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