SOPvol.52新発田ご当地映画、撮影開始

▲加治川堤の桜

 

前号は平成28年度の当初予算編成にあたり、二階堂市長の所信表明を要約して掲載しましたが、今号はその続きで予算全体の概要をみました。市税収(自主財源)の伸び悩みを交付税(依存財源)で補っている構造で、財政基盤の弱さが明らかで「産業振興」が望まれる所以です。一方、社会保障費(主に生活保護などの扶助費)の顕著な増大などにより、消費的経費(固定費)に多くの財源を充てねばならず、「産業振興」などの投資的経費を圧迫していることが分かります。いわば「産業振興」はしなければならないが、そこに回す金はあまりに少ないというジレンマを抱えているのです。市長は非常に難しい舵取りをしなければなりません。

2・3面は新発田の貴重な地域資源である加治川堤の桜にスポットを充てました。

新発田のご当地映画ともいえる『ミス ムーンライト』の撮影は加治川堤の桜が満開になる時期をねらって行われました。雛形あきこさんと梅村結衣さんが自転車で満開の桜並木の下を走るシーンはこの映画のスポットライトです。ほかにも新発田城・清水園・藤塚浜海水浴場・月岡温泉など新発田の観光地がふんだんに登場し、この秋10月頃の公開が待たれます。

4月10日には初めて加治川堤の桜並木で10㎞・6㎞のジョギング大会が行われました。市長が台湾に誘客トップセールスに行った時、「日本を代表する桜の下を走ることの素晴らしさ」を台湾エージェントから聴かされ、将来的には旅行商品にしたいと考え、初めて実現させたものです。県内外からの参加となり、家庭的な雰囲気の中で笑顔いっぱいの大会となりました。加治川堤の桜はやはり大きな観光資源なのです。さらなる活用が期待されます。

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