SOPvol.51平成28年度の予算編成・市長所信


▲地元墨田区長(安兵衛パネル向かって右)と交流について意見交換

今号は平成28年度の当初予算編成にあたり、二階堂市長の所信表明を要約して掲載しました。「産業振興」「少子化対策」「学力の充実」の3本柱を掲げて5回目の予算編成になります。

1回目の予算編成は片山前市長の施策のいわば「後片付け」的なものでしたが、2回目からは公約通り人件費削減で原資をひねり出し、他の施策に先行して、中学生までの医療費無料化や第三子以降の保育料無料化など「少子化対策」を実施しました。その結果は昨年の国勢調査で、人口減少率が県内でも最少という結果を出しました。人口増加したのは役場職員に他市町村出身者を採用した粟島浦村(+4人)と聖籠町(+300人)だけでした。新発田はその次に位置しました。とくに生産年齢人口とその子どもたちが数多く転入してきたのが要因です。「子育てするなら新発田」という子育て環境の良さが他市町村住民に浸透し、アピールした結果です。今後はさらなる子育て環境の整備とともに、生産年齢女性人口増と有配偶率の改善で「出生率」の向上を目指します。産業振興では、農産物の輸出、外国人観光客増などの外貨獲得策を実施します。具体的な事業については次号で詳述します。

中面では、駅前に新図書館が完成するにあたり、年間100万人入場によって「にぎわい創出」につなげるとのことでしたが、あらためて図書館のあるべき姿を初代図書館協会長を務めた市島春城の思想・手法・実績を検証しました。

また、「堀部安兵衛」を核とした地域間交流の様子、4月1日にクランクインする新発田のご当地映画「ミス ムーンライト」のロケハン・オーディションの様子をリポートしました。新発田の観光映像を制作する女子高校生の青春群像劇になるそうです。もし、要請があった場合は、皆様の快い協力をお願い致します。

 

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