SOPvol.79           子育て支援で大きな成果

▲新発田高校の主戦、当摩君

 

今号、第1面では、二階堂市政で一二を争う成果である子育て支援策を検証しました。

二階堂市政では「子育て支援」を政策の3歩柱の一つに据え、具体的な施策を継続的に実施してきました。第3子以降の保育料無料化、多子世帯への定住補助金の加算は県内他市に先駆けて実施しました。その結果、平成27年度で第3子以降の出生率が国・県を3%上回りました。平成24年度の出生数は745人ですが、5年後には出生数より64人多い809人になっています。他市町村から少なくても64人が転入したという事です。子どもを持つ世帯が新発田市を選んで転入したとも言えます。

今後は他市にやや遅れをとっている子ども医療費の無料化を高校生まで拡充する段階に来ています。

第2面では、7月7日に改修オープンした「歴史図書館」についてレポートしました。

市町村レベルで「歴史図書館」を持つ自治体はありません。それだけ、新発田藩関連の歴史資料が充実しているという事なのですが、今後はこの資料をどう生かし、どう発信していくかが問われます。学芸員・司書の充実が求められる所以です。

第3面では、水道布設から90周年を迎えるに当たり、水道布設に深くかかわった昆田文次郎の業績を追いました。今後は水道施設の更新のため、多額の費用が必要となります。市民には新発田での水道布設の経緯を知るとともに、毎日毎日当たり前のように使っている水道のありがたさを再認識してほしいと思います。

第4面は、中央図書館開館2周年を記念した講演会の内容を掲載しました。本好きが図書館を利用するのは当然ですが、普段本を読まない人にどうやって本を読んでもらうかの観点から、本にまつわるイベントを連続的に開催して効果をあげている例を紹介しました。この方法は歴史図書館にも援用できるものですので、図書館関係者は参考にしていただきたいものです。

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SOPvol.78           新県知事花角氏への期待

好評のフリーマケットが7月8日(日)8時〜15時 駅前複合施設イクネス周辺にて開催予定!!

 

今号、第1面では、県知事選挙の模様をリポートしました。

今回も与党対オール野党連合の構図となりましたが、どちらの主張も「県民の審判を仰ぐ」と「即ゼロ」と似通っていたために原発再稼働は争点とはならず、どちらがより県民生活を豊かにするかに注目を集めた結果、僅差の与党系候補が選挙戦を制しました。

しかし、その差はわずかに3万7千票です。官僚出身の花角新知事には国とのパイプを生かした大胆な政策の実行が期待されていますが、野党連合の池田候補に投票した有権者が多数存在することからも、少数意見に配慮した慎重な県政運営が求められます。

第2面では新発田市議会6月定例会から、目立った質問を抜粋して掲載しました。

「消防団員不足」に対する報酬増」については二階堂市長は慎重に検討するとし、「札の辻広場のさらなる賑わい創出」については、さらに周知を徹底したうえ、将来の更新時に設備改善を検討するとしました。他にさしたる質疑はなく、議論はやや低調でした。新発田市に寄贈が決まった大倉喜八郎の向島別邸「蔵春閣」については、検討委員会からの移設場所や利活用の方法についての答申が遅れているため、今回は議論となりませんでした。

第3面では、市島邸で開かれている展覧会「アートギャラリー市島邸」のリポートとしました。

千町歩地主だけに、日本画では狩野常信・酒井抱一・橋本雅邦・川合玉堂ら、洋画では川島清雄・斎藤五百枝ら、文化財級の名品が揃っています。会期中にぜひ鑑賞されることをお勧めします。

第4面は、来月7日に開催される「安兵衛決定戦」とパルcomfy陽だまり苑の健康増進施設「ピュア・オレンジ」の告知といたしました。

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SOPvol.77           有機資源センター、黒字化視野に

▲古町芸妓・成果発表会

今号、第1面では、有機資源センターの経営状況についてリポートしました。

堆肥製造の公営施設は全国各地に数多く存在しますが、すべてが大幅な赤字を計上しています。そんななかで、新発田市の有機資源センターは黒字化が視野に入ってきました。

その理由は一つではありません。①畜ふん・食品加工で発生する食品汚泥の搬入量が近年目に見えて増大していること、②製品(堆肥)販売が好調なこと、③独自に「間けつ運転」「新発酵技術・しばたECO」を開発して電気料金を大幅に縮小したことなどが経営改善に大きく寄与しています。

効果としては、①は畜産業者・食品加工業者の負担を大幅に改善し、企業経営を支援している ②は新発田産農産品の品質を高めるなど、有機資源センターを農と食品加工を産業の中核とする新発田市にはなくてはならないものとしています。

今後は「間けつ運転」や「新発酵技術・しばたECO」をさらに改善して、生産能力をさらに上げて、将来的に予想される工業団地拡充によるする食品汚泥の搬入増に備えたいとしています。それが実現すれば、黒字化は現実のものとなります。地味ながら加田屋の市長から引き継いだ二階堂市政の大きな成果と言えましょう。

第2面では、4回にわたった冨澤信明氏の「元禄赤穂事件の真実」をまとめたものです。溝口家と浅野家との関係が明らかになり、この研究によって溝口摂津守、溝口半之充(亀田大隅守)の新たなスターを発掘しました。今後の観光の目玉として育てていけるものと思われます。

第3面では、成功事例として、新潟市の古町芸妓育成支援事業を取り上げました。

御多聞にもれず、古町でも芸妓の高齢化に伴う座敷芸の衰退が急激に進み、伝統芸能消滅の危機を迎えたことを機に、市・商工会議所・観光関連諸団体が資金を出し合って、唄・笛・三味線・鳴り物などができる地方(じかた)の育成に取り組み、今では若い芸妓が座敷で地方を務められるまでになりました。

とくに、海外からの観光客に人気で、新潟の「キラーコンテンツ」として存在感を増しています。城下町・新発田でも来訪目的に「伝統芸能」を加えることは可能です。台輪の鳴り物や地域の神楽などの育成支援によって、新たに復元が試みられる「大倉喜八郎向島別邸」などでの定期上演が可能なのではないでしょうか。もちろん、藤間流の「月岡芸妓」の育成支援も考えられます。

第4面は、月末に開催される「しばた‘つながる’デザイン展」の告知といたしました。

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