SOPvol.88           平成31年新発田市義会議員選挙

今号、第1面および第2面では、4月14日告示、4月21日投開票の新発田市議選の結果を詳しくリポートしました。

定数が27から25に減ったうえ、ベテラン議員の多くが勇退し、新人の立候補が7人、元職の立候補がひとり、落選者は2人という選挙でした。数の上では少数激戦でしたが、有力新人は労働組合の組織票をバックにした革新系の1人だけで、新発田市長選挙に出馬した元職の上位当選も確実とみられ、全体的には投票率も伸びず、低調な選挙に終わりました。

上位者では、前回トップの議員は地元で競合する新人に票を奪われて大苦戦、一方現職議長の議員は地盤が重なるベテランが勇退した票を上積みして大きく票を伸ばしてトップを奪いました。

特筆すべきは市政批判の急先鋒の青木三枝子さんが予想以上の健闘を見せて中位当選したことです。間違いなく市議会の台風の目になることでしょう。議会に新風を吹かせられるか注目の的です。

最下位には前回も出馬して次点に泣いた幸福実現党の渡辺葉子さんが滑り込みました。

落選したのは革新系の横山さんと保守系の本間さんのお2人です。

今後は会派構成によっては議長選挙にも大きな影響も予想され、波乱含みの様相です。

3面では、一般質問から、新発田市の喫緊の課題である「地域公共交通網の整備」について、小柳肇議員の提案を取り上げました。昨年10月号で本紙がリポートした京丹後市のシステムを新発田市にアジャストさせようというもので、先月の骨子案に続き、今月は具体案を掲載しました。

4面では映画「こども食堂にて」と「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

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SOPvol.87           県議選前哨戦の状況

今号、第1面では、3月29日告示、4月7日投開票の県議選・新発田北蒲区の前哨戦の模様をリポートしました。

前回選挙同様に佐藤浩雄氏がリードし、石井修氏が続き、岩村良一氏がこれを追う展開で、無投票阻止を掲げて出馬表明した斎藤徹夫氏が独自の主張を掲げて戦っています。当初無投票が予想されていましたが、相変わらず佐藤氏は強く、石井氏はミニ集会などを頻繁に重ねて組織戦を展開し、岩村氏は旧町村部の支持者への浸透に余念がありません。斎藤徹夫氏も原発再稼働反対と介護人材確保・知事公舎廃止などを掲げて、一定の支持を得ている模様です。

各氏の主張を新聞報道やチラシなどから引用しましたが、原発再稼働の是非以外には大きな争点はないようです。できれば単なる「順位決め」に留まらず、将来に向けて実のある議論が深まることを望むものです。

なお、4月14日告示、4月21日投開票の市議会選挙は落選する候補予定者2人と激戦の様相ですが、革新系の元職と新人が頭一つ抜け出しているようです。

2面では、2月市議会から、今回で勇退するベテラン議員2人の代表質問と市長答弁を抜粋して掲載しました。どちらも現在新発田市の抱えている問題を的確に捉えた質問でした

3面では、一般質問から、新発田市の喫緊の課題である「地域公共交通網の整備」について、小柳肇議員の提案を取り上げました。昨年10月号で本紙がリポートした京丹後市のシステムを新発田市にアジャストさせようというもので、具体案は来月号に掲載する予定です。

4面では新潟の産んだ不世出の小説家・坂口安吾の代表作『桜の森の満開の下』の朗読会の前告知を掲載しました。朗読会は4月11日(木)午後6時半から、新潟市民文化会館りゅーとぴあ能楽堂で行われます。朗読の第一人者・青木裕子氏が黙読では味わえない『桜の森の満開の下』の魅力を表現する。ぜひ、お出かけ下さい。

なお、「ピュア・オレンジ」の告知も併せて掲載いたしました。

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SOPvol.86           31年度当初予算は411億円

今号、第1面では、平成31年度予算の概要についてです。歳入が伸びない中でも、市長の選挙公約の通り「子育て支援策」、特に「高校生までの医療費補助拡大」、「保育料の完全無料化」に、国に先んじて一歩踏み出した大胆な予算案になっています。市長の選挙公約を最大限実現しようという予算組で誠意が読み取れます。ただ、貧困家庭の増加に伴い「生活補助費」などの扶助費の大きく増加しており、投資的経費を圧迫しつつあるのが気になります。次号で、各施策・事業について詳述します。

2面では、前号で掲載した東大教授・瀬地山角氏の講演後半を掲載しました。

先月号では、母子家庭では専業主婦世帯に比べて圧倒的に収入が少ない現実に照らして、①「企業・社会・行政が支援すべきは専業主婦世帯ではなく、まず母子家庭である」とした。次に、男性の実際の家事・育児時間が女性の5分の1程度である現実を紹介したうえで、②未婚女性が結婚相手に求める能力は「人柄(相性)の次に家事能力」であることをアンケート結果を使って解説した(家事能力の次は小差で経済力、仕事への理解と続く=グラフ参照)。さらに、男性が家事・育児をしなければ女性は子どもを産みたくても産めず、超少子化が進行し、家庭も会社も社会も崩壊するとし、企業が家事・子育てのコストを負うべきであり、その入り口として③「男性の育休取得から始めるべき、義務づけてもいい」と説いた。

今月号では、妻が一生働き続ければ約1億円稼ぐことができるとして、④夫は妻か働き続けられるよう1日平均3時間程度家事・育児労働を増やすべきとした。さらに、生産年齢男子の死因第1位は「大黒柱としての重荷に耐えきれないでの自殺」であると指摘、⑤女性の継続的な収入が男性の自殺を防ぎ、結果的には男性の命を救うとした。結論としては、男性も女性も働き続ける環境を整備しなければならないとした。

3面では、新潟の産んだ不世出の小説家・坂口安吾の代表作『桜の森の満開の下』の朗読会の前告知とした。朗読会は4月11日(木)午後6時半から、新潟市民文化会館りゅーとぴあ能楽堂で行われる。朗読の第一人者・青木裕子氏が黙読では味わえない『桜の森の満開の下』の魅力を表現する。ぜひ、お出かけ願いたい。

第4面は、「歴史図書館企画展」と「ピュア・オレンジ」の告知です。

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