今号、第1面および第2面では、4月14日告示、4月21日投開票の新発田市議選の結果を詳しくリポートしました。
定数が27から25に減ったうえ、ベテラン議員の多くが勇退し、新人の立候補が7人、元職の立候補がひとり、落選者は2人という選挙でした。数の上では少数激戦でしたが、有力新人は労働組合の組織票をバックにした革新系の1人だけで、新発田市長選挙に出馬した元職の上位当選も確実とみられ、全体的には投票率も伸びず、低調な選挙に終わりました。
上位者では、前回トップの議員は地元で競合する新人に票を奪われて大苦戦、一方現職議長の議員は地盤が重なるベテランが勇退した票を上積みして大きく票を伸ばしてトップを奪いました。
特筆すべきは市政批判の急先鋒の青木三枝子さんが予想以上の健闘を見せて中位当選したことです。間違いなく市議会の台風の目になることでしょう。議会に新風を吹かせられるか注目の的です。
最下位には前回も出馬して次点に泣いた幸福実現党の渡辺葉子さんが滑り込みました。
落選したのは革新系の横山さんと保守系の本間さんのお2人です。
今後は会派構成によっては議長選挙にも大きな影響も予想され、波乱含みの様相です。
3面では、一般質問から、新発田市の喫緊の課題である「地域公共交通網の整備」について、小柳肇議員の提案を取り上げました。昨年10月号で本紙がリポートした京丹後市のシステムを新発田市にアジャストさせようというもので、先月の骨子案に続き、今月は具体案を掲載しました。
4面では映画「こども食堂にて」と「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。