SOPvol.89           新発田市義会ポスト決まる

今号、第1面では、議会会派の再編、議長および副議長選挙の結果および議会ポストについてリポートしました。4月21日投開票の新発田市議選の結果は定数が27から25に減ったうえ、ベテラン議員の多くが勇退し、新人の立候補が7人、元職の立候補がひとり、落選者は新人2人という選挙でした。

この結果、保守系の市議会第2会派「市民クラブ」は小川徹議員・中村功議員の2人のみとなり、小川議員は新たに結成された保守系の市議会第1会派「令和会」に吸収され、中村功議員は中間派閥の「つなぐ会」に加入しました。民主系会派の「民主クラブ」の勢力は4人と変わりませんが、名称を「共道しばた」に改称しました。

議長には引き続き比企広正議員が、副議長には新たに公明党の渡邊喜夫議員が選ばれました。二階堂市長系の「令和会」の11人に併せ、公明党2人で13人、過半数を握ったため、革新系との合従連衡は必要なくなったのです。議会ポストも公明党の副議長を除いて「令和会」が独占しました。また、監査役も「令和会」の湯浅佐太郎氏が就任する予定です。

第2面では、華々しい活躍が続く「新発田科学技術ネットワーク」の主催する「新発田ロボコン教室」をリポートしました。自主性を尊重することにより、応用力のある子どもたちが育っています。ただし、運営資金は寄付金のみとのこと、民間のさらなる寄付と行政の支援が必要です。

3面では、清田政策監が農政・観光・商業の枠を超えて取り組んでいる「新発田産米(コシヒカリ)オーナー制度」についてです。初オーナーとして5月25日に台湾からの一行が来日し、菅谷のほ場で田植え体験をしていきました。観光のインバウンドと物産のアウトバウンドを同時に行おうという試みですが、長年にわたる台湾との交流が新企画を下支えしています。

4面では蕗谷虹児記念館での展覧会「ェロール ル カイン展」および陽だまり苑の「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

sop_vol89_p1_4

SOPvol.88           平成31年新発田市義会議員選挙

今号、第1面および第2面では、4月14日告示、4月21日投開票の新発田市議選の結果を詳しくリポートしました。

定数が27から25に減ったうえ、ベテラン議員の多くが勇退し、新人の立候補が7人、元職の立候補がひとり、落選者は2人という選挙でした。数の上では少数激戦でしたが、有力新人は労働組合の組織票をバックにした革新系の1人だけで、新発田市長選挙に出馬した元職の上位当選も確実とみられ、全体的には投票率も伸びず、低調な選挙に終わりました。

上位者では、前回トップの議員は地元で競合する新人に票を奪われて大苦戦、一方現職議長の議員は地盤が重なるベテランが勇退した票を上積みして大きく票を伸ばしてトップを奪いました。

特筆すべきは市政批判の急先鋒の青木三枝子さんが予想以上の健闘を見せて中位当選したことです。間違いなく市議会の台風の目になることでしょう。議会に新風を吹かせられるか注目の的です。

最下位には前回も出馬して次点に泣いた幸福実現党の渡辺葉子さんが滑り込みました。

落選したのは革新系の横山さんと保守系の本間さんのお2人です。

今後は会派構成によっては議長選挙にも大きな影響も予想され、波乱含みの様相です。

3面では、一般質問から、新発田市の喫緊の課題である「地域公共交通網の整備」について、小柳肇議員の提案を取り上げました。昨年10月号で本紙がリポートした京丹後市のシステムを新発田市にアジャストさせようというもので、先月の骨子案に続き、今月は具体案を掲載しました。

4面では映画「こども食堂にて」と「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

sop_vol88_p1_4

SOPvol.87           県議選前哨戦の状況

今号、第1面では、3月29日告示、4月7日投開票の県議選・新発田北蒲区の前哨戦の模様をリポートしました。

前回選挙同様に佐藤浩雄氏がリードし、石井修氏が続き、岩村良一氏がこれを追う展開で、無投票阻止を掲げて出馬表明した斎藤徹夫氏が独自の主張を掲げて戦っています。当初無投票が予想されていましたが、相変わらず佐藤氏は強く、石井氏はミニ集会などを頻繁に重ねて組織戦を展開し、岩村氏は旧町村部の支持者への浸透に余念がありません。斎藤徹夫氏も原発再稼働反対と介護人材確保・知事公舎廃止などを掲げて、一定の支持を得ている模様です。

各氏の主張を新聞報道やチラシなどから引用しましたが、原発再稼働の是非以外には大きな争点はないようです。できれば単なる「順位決め」に留まらず、将来に向けて実のある議論が深まることを望むものです。

なお、4月14日告示、4月21日投開票の市議会選挙は落選する候補予定者2人と激戦の様相ですが、革新系の元職と新人が頭一つ抜け出しているようです。

2面では、2月市議会から、今回で勇退するベテラン議員2人の代表質問と市長答弁を抜粋して掲載しました。どちらも現在新発田市の抱えている問題を的確に捉えた質問でした

3面では、一般質問から、新発田市の喫緊の課題である「地域公共交通網の整備」について、小柳肇議員の提案を取り上げました。昨年10月号で本紙がリポートした京丹後市のシステムを新発田市にアジャストさせようというもので、具体案は来月号に掲載する予定です。

4面では新潟の産んだ不世出の小説家・坂口安吾の代表作『桜の森の満開の下』の朗読会の前告知を掲載しました。朗読会は4月11日(木)午後6時半から、新潟市民文化会館りゅーとぴあ能楽堂で行われます。朗読の第一人者・青木裕子氏が黙読では味わえない『桜の森の満開の下』の魅力を表現する。ぜひ、お出かけ下さい。

なお、「ピュア・オレンジ」の告知も併せて掲載いたしました。

sop_vol87_p1_4