SOPvol.50婚活盛況!カップル続々誕生。


▲駅前複合施設

今号は軌道に乗りつつある新発田の「婚活イベント」について特集いたしました。行政による「婚活イベント」実施には当初否定的な二階堂市長も毎回定員以上の参加申込があり、カップル成立率も3割を超える状況に大きな意義を見出し、草食男子から絶食男子が登場するに至り、その必要性を再認識しています。市外からの女性の参加者の多くが新発田市の「暮らしやすさ」「子育て環境の良さ」を評価しての参加であることが注目されます。しかし、カップルが成立しても交際に発展して結婚に至る例はまれで、少子化対策としては十分な効果をあげていません。このことから、28年度からはカップル成立後のアフターケア、いわゆる結婚相談所的な支援を試みることにしたとのことです。

中面では人口減ストップの試みとして数々の施策を実施してきた結果として、新発田市の社会減にストップがかかり始めたことを、昨年10月に行われた国勢調査の数字から読み解きました。総人口が増えたのは村職員を島外から募集した粟島浦村と雇用と保育環境が充実している聖籠町のみです。他自治体はすべて人口が減少しましたが、新発田の減少率は社人研の事前予想と比較して県内最小でした。今後も少子化対策とくに社会減を抑制する施策と雇用増大のための産業振興対策の継続・拡充が望まれます。

最終面ではオープンを間近に控えた駅前複合施設を取材しました。予想以上に広くて機能的なハードが完成するわけですが、今後は運営いかんで施設整備の成否が問われることになります。「にぎわい創出」と「交流」をテーマにした新市庁舎の運営とともに二階堂市政の正念場を迎えることになります。

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