SOPvol.8新庁舎の設計思想

今回は新発田市民の交流・防災の拠点、新庁舎建設について。公募型提案競技で10者の中から選ばれたヨコミゾ氏に直接お話を伺いました。
氏の提案では、安全面やコスト削減はもとより、新発田の歴史や文化に対する理解、市民との信頼関係を重視し設計案の向上に向けた姿勢が高く評価されました。実施方針の中で最も目を引いたのが「札の辻広場」。3階まである大型シャッターを上げれば、台輪のあおりやイベントの開催にも使えるという半屋内空間はまさに市民間の交流促進へと繋がります。
しかし、本格的な設計に入るのはこれからです。市民が自由に参加できる「ラウンドテーブル」(意見交換会)を通し、優れたアイデアは専門審議を介して本設計に反映されます。つまり、新庁舎のあるべき姿とは市民のソフト力にかかっているということです。

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