SOPvol.127          二階堂馨氏、4選出馬表明


▲菅谷 高橋農園

 

今月の第1面では、二階堂馨氏の市長選4選出馬表明の詳報です。

6月市議会・県知事選後の6月30日の定例記者会見で正式表明後、7月16日の自身の後援会拡大役員会で心境とこれまでの経緯を報告しました。後援会からの出馬要請決議後、健康状態を確認して、この秋に向かっての公約取りまとめをするとのことでした。

二階堂市政3期の1期目は東日本大震災対応、3期目はコロナ対応に追われる中、子育て支援策・教育の充実で大きな前進を見せました。しかし、産業振興策で「コメ輸出」は全国に先駆けて奮闘し、「牛肉の輸出」にもつなげました。しかし、他に目立った成果はないとの評価です。産業振興策は今後の課題です。今のところ、他に立候補の動きはありません。

第2面では、県知事選挙と参議院選挙の結果を掲載しました。

県議選は保守系現職の花角英世氏支援に連合新潟が回った段階で勝負あり、原発再稼働阻止を掲げた片桐奈保美氏を大差で一蹴しました。しかし、新潟県の県政は衰退の一歩、人口減は留まることを知りません。今後の強力な産業振興策を望むものです。

参議院選は自民党新人の小林一大氏が知名度抜群の立憲民主党現職の森裕子を退けました。選挙戦終盤まで競り合いを演じましたが、自民党が総力を挙げて戦ったのに対し、立民は県知事選のしこりを残したままの戦いでチグハグぶりが際立ちました。国政でも課題山積なのに、政策論争が希薄だったのは残念です。

第3面では歌人・石川啄木(一)を心身両面で援助し続けた新発田・荒川生まれの歌人・宮崎郁雨(大四郎)両名の歌碑が、新発田城南ロータリークラブの手で新発田市荒川の松浦保育園敷地内に建立された理由を、新発田城南ロータリークラブ奉仕プロジェクト委員長の尾田一雄氏に聞いて掲載しました。キーワードは「友情と好意」とのことです。また、啄木と郁雨の縁で新発田城南ロータリークラブと函館亀田ロータリークラブとのなれそめは時田誠士氏に聞きました。

これを機に、啄木を世に出した人物が新発田生まれだったことを多くの方に知っていただきたいと思います。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のサ高住の紹介、歴史図書館の夏季特別企画「徳川将軍と溝口家」展の告知、蕗谷虹児記念館「開館35周年記念展」の告知を掲載しました。

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SOPvol.126          啄木・郁雨の歌碑、新発田・荒川に建立


▲向かって左「大川の水の面を見るごとに郁雨よ君のなやみを思ふ」(啄木)、右「故郷や新発田につづく野の道も山も霞めりわが夢の中」(郁雨)

 

今月の第1面では、国民的歌人・石川啄木(一)を心身両面で援助し続けた新発田・荒川生まれの歌人・宮崎郁雨(大四郎)両名の歌碑が、新発田城南ロータリークラブの手で新発田市荒川の松浦保育園敷地内に建立され、除幕式が行われたことを報告しました。除幕式には郁雨のお孫さん・雅史さんや函館亀田ロータリークラブの7名のほか、地元住民の方々約30人、計約80人が参加して執り行われました

これを機に、石川啄木を世に出した人物が新発田生まれだったことを多くの方に知っていただくと同時に、学習や観光面でも役立てていただきたいものです。

第2面では、市議会6月定例会の主だった質問と答弁を抜粋して掲載しました。議員の多くは「コロナは収束しつつある」との共通認識を持ち始めたようです。全3月定例会でも「コロナ後を見すえた先手先手の産業政策」を求める声はありましたが、今回はその傾向がさらに強くなったと思います。

とくに、コロナやウクライナ侵攻による急激な穀物価格の値上がりに対する支援要求は切実なものであり、コロナ対策は新たな局面に入ったと言えるでしょう。市は議会初日に全額国支出による飼料費補助を打ち出しましたが、今後も国に対して更に支援を行うよう、大きな声を上げるべきです。

第3面では、7月2日(土)から県立万代島美術館で開催される「和田誠展」の告知を行いました。イラストレーター・グラフィックデザイナー・エッセイストとして活躍が目覚ましかった故・和田誠氏ですが、実は新発田市のジャズ喫茶『BIRD』(バード)のロゴデザインも手掛けています。『BIRD』(バード)の常連・竹内和宏さんに、その関係や思い出を語っていただきました。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のヘルスケア・サービス等の紹介、歴史図書館の好評企画「新発田藩の歴史資料」展の告知、新発田文化会館での「山形交響楽新発田公演」の告知を掲載しました。

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SOPvol.125          新発田の令和4年度予算


▲五十公野公園のあやめ

今月の第1面では、新発田市の令和4年度予算を紹介しました。

財政調整基金(貯金)を確保しながらバランスのとれた予算案となりました。しかし、新型ウイルス対策に追われたこともあって、新規の産業振興策はほとんどなく、アフターコロナを見すえた戦略・投資に欠けていることは、議会で与野党問わず複数の議員に指摘された通りです。人口減対策でもっとも有効なものは経済対策です。二階堂市長の公約にある通り「仕事がなければ人は集まらない(仕事を求めて人は出ていく)」のです。市長および市執行部に対しては積極的な経済対策の立案・実行を望むものです。

第2面では、石川啄木(一)を経済面で援助し続けた新発田・荒川生まれの宮崎郁雨(大四郎)について、前回の2人の関係についての概略に続き、今回は郁雨のたぐいまれな「人助け」精神の涵養と実践について、年譜と詠み遺した短歌を参考に解説しました。このたび新発田城南ロータリークラブが中心となって、生家跡の荒川(松浦幼稚園辺り)に顕彰碑を建立することになり、次号では顕彰碑建立について続報する予定です。

第3面では、活躍著しい「フードバンクしばた」が第25回地球倫理推進賞・文部科学大臣賞を受賞したことを報告しました。受賞式には佐藤哲也代表・土田雅穂副代表が参加しました。すでに何回か本紙でも取り上げましたが、現在の「フードバンクしばた」の活動内容にも触れました。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のヘルスケア・サービス等の紹介、歴史図書館の好評企画「新発田藩の歴史資料」展の告知、新発田文化会館での「林家たい平・春風亭昇太落語会」「山形交響楽新発田公演」の告知を掲載しました。

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