今月の第1面および第2面は、6月15日(木)から3日間にわたって開催された議会一般質問の中から、新人6人のものを掲載しました。なお、宮野清隆氏は一般質問を行いませんでした。新人7人のうち6人が質問に立つ活況ぶりでした。質疑内容は記載の通りですが、新発田市の実情にまで突っ込んだものは少なく、二階堂市長の独壇場でした。質問内容の深化は今後に期待するしかありません。なお、市政の問題点として浮上した「産地交付金不払い問題」については、二階堂市長が議会冒頭の行政報告で連絡の不徹底を陳謝し、補正予算で市単費での補てんを提案するとしました。阿部聡市議が原因と再発防止策を質したのに対しては「ヒューマンエラー」との回答でした。行政の手法にていねいさがないとの意見が数多く寄せられています。
なお、解体費議会議決済みの「旧憲兵庁舎解体問題」では、議決時の予算委員長である中村功議員が「広く意見を聞くべきではなかったか」と質問しましたが、これに対しては議員からも、いまさら蒸し返すべきではなく市側から解体の提案があった時点で議論しておくべき問題ではなかったか、と批判がありました。
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第3面には福島市にあった旧新発田藩の飛び地について、豊田神社掲額の由来から再びリポートしました。治水・灌漑技術に優れた旧新発田藩が福島でもその技術を生かして洪水対策を実施し、荒地を肥沃な農耕適地に造り替え、地元の農民に感謝されていたことが分かることは、前号の通りです。
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4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」で毎週開催されて大好評の健康増進イベント「ふらいでぃ教室」の案内、市立歴史図書館の展示室で先末から開催されている企画展「喜八郎さんからの贈り物」展の告知、蕗谷虹児記念館での新企画展「安野光雅 葉祥明 版画ふたり展」の告知を掲載しました。
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