SOPvol.129          二階堂市政の3期目の総括

▲市島邸

今月の第1面では、まず、「二階堂市政3期目の総括と4期目公約」を9月市議会、小林誠議員の質問および市長答弁を引用・掲載しました。3期目の公約である観光誘客と農産物輸出、保育料完全無料化、小中学校へのエアコン設置などの成果、4期目の公約を質問していました。二階堂市長は保育料完全無料化の未達成には陳謝しましたが、「実現に向けてあらゆる道を探る」としました。「子育て支援」の成果として人口減を減速させたことは大いに評価されるものの、受け皿である私立こども園等への唐突な委託料減額提案がもたらした不協和音は早々に解消すべき課題です。

さらに1面では、10月15日から開催される天王・市島邸での東京市嶋邸関連資料展、新発田高校卒の漫画家・寺田ヒロオ氏の切手シートの発売告知を行いました。

第2面では、9月市議会定例会から、市民の関心を集めた質問と答弁を抜粋して掲載しました。

15人中8人が質問した浸水・冠水被害対策は新発田市の大きな課題として再び浮上しました。2年前の大雨被害時に4人の議員が対応が求められたにもかかわらず、抜本的対策を講じてこなかったことが、「行政の不作為」として被害者の批判を招いているようです。他市では導入済みの防水壁や止水板に対する補助もありません。被害のあった緑町の方々を含め、20人ほどの方が傍聴に訪れていました。

また、旧統一教会と市・市教委の関わりについても3人が質問に立ちました。

第3面では、加賀市との友好都市30周年記念式典の模様をリポートしました。初代新発田藩主が加賀の大聖寺から入封したという歴史的事実だけでなく、どちらも城下町であり陽明な温泉を抱えている点などから、もっと積極的に交流すべきではないでしょうか。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」の健康増進イベントの案内、市立歴史図書館の展示室で開催される企画展「五十公野から赤谷への道」の告知、未発表作品を鑑賞できる蕗谷虹児記念館「開館35周年記念展」の告知を掲載しました。

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SOPvol.128          豪雨のたび冠水被害


▲立待岬から津軽海峡

今月の第1面では、大雨のたびに頻度を増して次第に拡大する冠水被害、猛威をふるう新型感染症オミクロン株BA・5の現状についてレポートしました。

冠水被害はゲリラ豪雨の時間雨量が劇的に増加していることから、中田川流域のみならず、これまで冠水しなかった町内でも広く被害が出ました。自動車の立往生はあちらこちらで発生し、住宅では床下浸水で済んでも、コンクリート式の土間を持つ商店では什器が水に浸かって使えなくなりました。また、水流で転倒する歩行者もみられたことから「人的被害の出ないうちに抜本的な対策を」との声があがっています。

オミクロン株BA・5は感染力が強く、感染者数は過去最大となっており、これに伴い重症者数、死亡者数も増えています。従来からの感染対策を徹底するとともに、飛沫感染が疑われることからマスク着用の重要性が叫ばれています。また、ワクチン接種も強く推奨されているようです。

第2面・3面では、これまで4回にわたって歌人・石川啄木(一)を心身両面で援助し続けた新発田・荒川生まれの歌人・宮崎郁雨(大四郎)の歌碑建立についての話題を連載してきましたが、今回は宮崎郁雨の親友・岡田健蔵の業績と宮崎郁雨を世に出したと言われる阿部たつをについて解説しました。

岡田はある意味、宮崎と似た感受性を持った人でしたが、宮崎にはない抜群の行動力で宮崎を助けるとともに、ケタ外れの意志を以って図書館建設と運営に一生を捧げた人であり、大いに参考にすべきだと思います。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のサービス付き高齢者住宅の紹介、市立歴史図書館の展示室1の夏季特別企画「徳川将軍と溝口家」展および展示室2の「大倉喜八郎と蔵春閣」の告知、蕗谷虹児記念館「開館35周年記念展」の告知を掲載しました。

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SOPvol.127          二階堂馨氏、4選出馬表明


▲菅谷 高橋農園

 

今月の第1面では、二階堂馨氏の市長選4選出馬表明の詳報です。

6月市議会・県知事選後の6月30日の定例記者会見で正式表明後、7月16日の自身の後援会拡大役員会で心境とこれまでの経緯を報告しました。後援会からの出馬要請決議後、健康状態を確認して、この秋に向かっての公約取りまとめをするとのことでした。

二階堂市政3期の1期目は東日本大震災対応、3期目はコロナ対応に追われる中、子育て支援策・教育の充実で大きな前進を見せました。しかし、産業振興策で「コメ輸出」は全国に先駆けて奮闘し、「牛肉の輸出」にもつなげました。しかし、他に目立った成果はないとの評価です。産業振興策は今後の課題です。今のところ、他に立候補の動きはありません。

第2面では、県知事選挙と参議院選挙の結果を掲載しました。

県議選は保守系現職の花角英世氏支援に連合新潟が回った段階で勝負あり、原発再稼働阻止を掲げた片桐奈保美氏を大差で一蹴しました。しかし、新潟県の県政は衰退の一歩、人口減は留まることを知りません。今後の強力な産業振興策を望むものです。

参議院選は自民党新人の小林一大氏が知名度抜群の立憲民主党現職の森裕子を退けました。選挙戦終盤まで競り合いを演じましたが、自民党が総力を挙げて戦ったのに対し、立民は県知事選のしこりを残したままの戦いでチグハグぶりが際立ちました。国政でも課題山積なのに、政策論争が希薄だったのは残念です。

第3面では歌人・石川啄木(一)を心身両面で援助し続けた新発田・荒川生まれの歌人・宮崎郁雨(大四郎)両名の歌碑が、新発田城南ロータリークラブの手で新発田市荒川の松浦保育園敷地内に建立された理由を、新発田城南ロータリークラブ奉仕プロジェクト委員長の尾田一雄氏に聞いて掲載しました。キーワードは「友情と好意」とのことです。また、啄木と郁雨の縁で新発田城南ロータリークラブと函館亀田ロータリークラブとのなれそめは時田誠士氏に聞きました。

これを機に、啄木を世に出した人物が新発田生まれだったことを多くの方に知っていただきたいと思います。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のサ高住の紹介、歴史図書館の夏季特別企画「徳川将軍と溝口家」展の告知、蕗谷虹児記念館「開館35周年記念展」の告知を掲載しました。

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