SOPvol.123          假屋崎省吾フラワートークショー


▲3月6日(日)新発田市民文化会館にて

今月の第1面では、二つのイベントを紹介しました。

一つは、假屋崎省吾さんのフラワーショー(活け花会)です。假屋崎さんは草月流の華道家でテレビでも名を馳せていますが、華道の楽しさを広めるために勢力的に全国を巡回し、今回新発田を訪れました。文化会館舞台でのゴージャスな「活け込み」では、地元の花材を使うなど、濃やかな気遣い見せてくれました。暗い世相を一時明るくするイベントで、園芸振興にちからを入れる二階堂市長の施策を後押した好企画でもありました。

もう一つは、北京冬季パラリンピックに出場した新発田市役所職員の出来島桃子選手の出場競技を応援したパブリックビューイングの模様です。出来島選手の快挙、5大会連続出場への努力とそれを支えた周囲の人たちへ賛辞を送りたいものです。

さらに、新型感染症感染者数の現状を報告しました。現在は高止まりから減少傾向へと推移していますが、ワクチン接種を加速し、感染症対策を継続しましょう。併せて、経済を立て直すための月岡温泉や飲食店の利用を促進することも大切です。

 第2面では、2月・3月市議会の質問のうち、代表的なものを抜粋・要約して掲載しました。

やむを得ないとはいえ、感染症対策で後手に回っている経済対策・後れをとっていると指摘されたDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組・旧加治川村の「過疎地指定」に対する対策などです、

第3面では、新発田市議会での「ウクライナ侵略を非難する決議文」全文、二階堂市長自身の次期市長選出馬に対する言説、具体的には出馬の可否と時期について明言しなかったことを掲載しました。

さらに、当社主催の青木裕子&加藤博久朗読会の告知として、青木が読む『春の雁』(吉川英治)、加藤が語る『置土産』(正岡容)の内容を少し紹介しました。

『春の雁』は懐かしくも心温まる江戸情緒の中、哀しくも美しい恋を描いたもの。『置土産』は寄席を舞台に、おかしくて切ない芸人の生き様を描いたもの。どちらも行く春の季節の中で展開される大人の物語です。ぜひ、お出かけ下さるようにお願い申し上げます。

4面ではパル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のヘルスケア、蕗谷虹児記念館の「Koji Fukiyaコレクション展」、歴史図書館の新企画「新発田藩の歴史資料」展の告知を掲載しました。

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SOPvol.122          市議会に令和4年度予算案提出

▲安兵衛320回忌法要(長徳寺)

今月号の第1面では、市の新年度(令和4年度)一般会計予算案概要説明から、主な事業案を紹介しました。

新型感染症対策では国の方針・補正予算案をその都度迅速に実行に移しており、とくに市独自の対策としては今年度の「PCR関連事業」のようなものは盛り込まれませんでした。

全体としては財政調整基金(市の貯金)を確保しつつ、市長からは、市長のすすめる市政4本柱「健康長寿」「少子化対策」「産業振興」「教育の充実」を推進するものとした、との説明がありました。

個々の事業としては二階堂市長3期目の公約の一つ「放課後児童クラブ無料化」が実現します。また、農業分野で「有機化推進」の施策が登場しましたが、これは全国に先駆けての従来の「農産物輸出」路線を拡充するものです。また、旧天王小学校改修でIT企業誘致を目指すとしました。しかしながら、市議の多くから、他に目新しく一貫性のある施策はあまり見当たらず、各課から上がってきた事業を並列しただけとの印象は免れない、との評価があるのも事実です。感染症拡大防止に全精力を傾けている最中とはいえ、指導力に定評のある二階堂市長ならでは、将来を見すえた施策展開が期待されるところです。

また、新型感染症を抑え込むカギとされる3回目のワクチン接種進捗状況の現状を記載しました。

 第2面では、国際交流促進を視野に入れた「新発田で旧正月を祝おう」イベントの紹介、市議会議員全員が参加した自殺予防対策「ゲートキーパー」講座の内容を紹介しました。二階堂市長・行政が熱心に取り組む活動に議会が呼応したものです。

第3面では、新発田市の姉妹都市である加賀市の「ITによるまちおこし(産業振興)」の取組を紹介しました。「産業振興」「少子化対策」「教育の充実」のすべての面で「IT化(デジタル化)」を導入し、スマートシティとすることで、観光収入激減対策・雇用維持対策としています。この施策が人口減対策でもあることは、本文で触れた通りです。特徴としては、期をまたがって長年かけてバージョンアップしていること、民間から多くの専門家を招いて行政組織を作り上げていることも挙げられます。

また、堀部安兵衛の320回忌法要の模様も囲み記事で紹介しました。

4面では3月にオープンするパル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」の内覧会案内、蕗谷虹児記念館の「Koji Fukiyaコレクション展」、歴史図書館の人気企画「明治維新と新発田藩」展の告知を掲載しました。

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SOPvol.121          18回しばた雑煮合戦

18回しばた雑煮合戦

今月号の第1面では、1年ぶりに開かれた第18回しばた雑煮合戦の模様をリポートしました。感染症拡大防止のため、あらゆる対策をシミュレーションし、実行に移しました。ちょうど開催前日に県独自の「警報」が発令されました。これ以上ないという対策により実施出来たことは称賛に値します。一つ改善点を指摘するとすれば、今回は致し方ないとしても、次回以降全国に向けて発信を強化しなければ、せっかくの「まちおこしイベント」も効果は半減してしまいます。ギリギリの人数での実施でかなり難しい課題ではありますが、来年以降の情報発信に期待するものです。

 第2面では、堀部安兵衛生誕350年祭とそれを記念した冨澤信明先生の講演会の模様を要約して掲載しました。冨澤先生は「討ち入りは堀部安兵衛と溝口家切梅分家・溝口摂津守との合作」という新説を、独自の系図を使って証明したもので、まったく新しい赤穂浪士像を浮かび上がらせました。研究の途上ではありますが、これまでの論文を『実録 堀部安兵衛』としてまとめて出版しました。市観光協会・高木書店で販売しておりますので、ご一読をお勧めします。

第3面では、福井県永平寺町で公共交通の在り方の一つとして実証事件が行われ、来年度には特定条件下での完全自動運転実験「ZENdrive」の経緯と現状を報告しました。過疎化と人口減は全国の地方共通の課題です。永平寺方式をそのまま新発田市に移行することは不可能ですが、少なくとも課題を一つひとつ解決していっている行政の意思と職員の努力は大いに見習うべきものです。同時並行的に実施されている自家用有償旅客輸送システム「近助タクシー」制度も参考になります。

4面では3月にオープンするパル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」の内覧会、蕗谷虹児記念館の「Koji Fukiya展」、歴史図書館の人気企画「明治維新と新発田藩」展の告知を掲載しました。

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