SOPvol.56東京で定住促進セミナー開催

▲バッターは早稲田、投手は法政

今月の1面はスポーツツーリズムの一環として新発田市が取り組んでいるプロ野球・大学野球のゲーム招聘の模様をリポートいたしました。ゲーム招聘自体は大した経済効果はありません。しかし、関係者たちに実際に新発田を訪れてもらうことによって、経済効果の大きい合宿誘致につなげようという取り組みです。今回は六大学野球オールスター戦ということで、一般市民のみならずOBたちの協力によって大いに盛り上がりました。

2面では定住促進(移住者増)に向けて、東京で開催した新発田移住セミナーの模様をリポートしました。県外とくに首都圏での情報発信が足りなければ、移住者増には結び付きません。数年にわたる地道な努力の甲斐もあり、今回は予想以上に多い11人の参加で、そのうち3組の移住が本決まりとなりそうです。首都圏での活動は市民には見えにくいので、本紙では注意深くリポートしていきます。

3面では好調に推移するふるさと納税、婚活支援と御柱祭の記事を掲載いたしました。

4面では先進地視察で北九州市のリノベーション事業「家守方式」をリポートしました。「家守方式」は補助金を投入しない再開発の手法として大成功し、全国的に注目されています。自分たちで資金調達することなく行政に要望するだけの新発田商工会議所にも大いに参考にしてほしいと思います。

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SOPvol.55台湾で新発田産コシヒカリ販売

▲新発田のブースは黒山の人だかり

今回は「片山市政から引き継いだ市の5大事業」以外の大型事業で、二階堂市長独自の事業である駅前複合施設イクネスのグランドオープンを取材しました。新図書館と新こどもセンターを中核とする施設ですが、オープン日を除いた来館平均は約1,500人です。このまま推移すると年何45万人にしかならず、市長が議会で公言した「100万人」には遠く及ばないことになります。旧図書館+旧こどもセンターの利用者数の倍ですが、利用促進にはさらなる工夫、ソフト開発が必要です。

台湾での観光客誘致&輸出商談会は新発田産コシヒカリ4トンを完売しました。国内価格の約3倍の値付けで売れ行きが心配されましたが、新発田産コシヒカリは十分に商品力がありました。今後も台中地区あるいは高級百貨店での実証試験販売が予定されています。観光振興課の清田課長によると「2年間で輸出スキームを作りたい」とのことで、この秋に台湾・台南三越あるいは台中阪神に出展するとのことです。引き続き取材します。

4面では先進地視察として北九州市のフィルムコミッションを取材しました。映画では1ロケ当たり平均2千万円程度、最大で5千万円の経済効果があるそうです。誘致や支援の仕組みを市当局に提案していきます。ただし、成功させるには市民の理解と協力が必須だそうです。

このところ二階堂市政は絶好調です。かねてよりの課題だった定住促進(I・U・Jターン)対策では補助対象を拡大することで本年度は2カ月ですでに19件(47人)が補助対象となり、転入が決定しました。「子育てしやすいまち」のイメージが定着したことも転入増の理由です。ふるさと納税では良質の返礼品が評判を呼んで昨年度は2億5千万円の寄付を集めました。これは県内第2位の数字です。また、目標には届いていないとはいえ、駅前複合施設の集客は旧施設の倍ですし、年末の新市庁舎完成で風景も変わります。

好事魔多しということもあります。道を誤らぬ様に注視していきます。

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SOPvol.54定住化促進事業を拡大して成果

▲カトリック新発田教会・祭壇と信者の椅子

かねてよりの課題だった新発田市の定住促進(I・U・Jターン)対策が、大きな効果を挙げ始めました。移住者に対して最大180万円の補助金が出る事業ですが、条件が厳しかったために過去3年間で4件しか実績はありませんでした。しかし、対象地域と対象者を拡充したことで、本年度は2カ月ですでに19件(47人)が補助対象となっています。さらに新発田信用金庫が年利0.1%の「定住ローン」を新設したことで、最大230万円の経済的利益が実現することになり、定住促進(I・U・Jターン)が加速することは確実です。

I・U・Jターン専門官は「年間40件、100人の移住を目指して、首都圏でのセールスを強化したい」と語り、市長も「スピード感が重要」として、今後も重点的に政策を推し進めるとのことです。

2・3面には3回目を迎える諏訪神社の「御柱」祭、50週年を迎えたカトリック新発田教会の記念イベントの模様をリポートしました。諏訪神社・カトリック新発田教会は新発田のシンボルとして大切な存在です。多くの市民に知っていただきたいと思います。「御柱」祭は引き続きレポートします。

4面は、市の新施設「イクネスしばた」「あかたにの家」オープンの告知を行いました。とくに「イクネスしばた」は今月の内覧会でも高い評価を得ました。今後の運営次第で新発田の中心的施設になる可能性を秘めています。お祝いの意味で、シバタオレンジプレスでは新図書館にふさわしいオープニングイベントとして「青木裕子&越乃リュウ朗読会」をセットいたしました。7月16日(土)午後1時半開場です。お時間がありましたら、ぜひお運びください。日本の最高峰の朗読が聴けると思います。

なお、先月号で紹介した台湾での旅行商談会と物産販売会を取材してきましたが、新発田のブースは参加60件のうち、断トツの人気でした。来月号で詳しく紹介いたします。

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