SOPvol.42新発田市の27年度予算案


▲桜満開の新発田城辰巳櫓

第42号では、27年度予算の概要と問題点を掲載しました。総額480億円と新発田市では過去最高の積極予算となりました。これは27年度末の合併特例債期限に合わせた大型事業の完成期に当たるためです。これで二階堂市長の目指すまちづくりは一応の完成をみます。今後はそれらのハードをどう生かすかのソフト力が問われます。

また、長期的ハード事業として挙がっている旧病院跡地を候補地とする「歴史博物館」や「フットサルなどの屋根付屋外体育施設」、老朽化したいきいき館に代わる「高齢者対応施設」などの建設資金、更には特養二の丸の移転計画および資金などのメドは立っていません。

市長の掲げる3本柱のトップに位置する「産業振興」も、数は並べているものの施策は小粒で実効性に乏しいのが現状です。とくに農政においては周辺他自治体に置き去りにされるほど遅れていて、農家は先の見えない不安の中におり、思い切った抜本的な支援策を実施する必要に迫られています。

 

sop_vol.42_p1-4