SOPvol.120          大好評!内田正泰展

内田正泰/水郷うらら

今月号の第1面では、現在蕗谷虹児記念館で開催されている「はり絵画家 内田正泰展」を紹介しました。内田正泰は永谷園の「あさげ」のパッケージデザインで知られている作家ですが、実は独特の手法で消えゆく日本の原風景を描き続けた人です。実物の醸し出すやわらかく暖かな詩情を感じていただければ幸いです。

この夏は「リサとガスパール展」で、蕗谷虹児以外の展示では開館以来の反響・入館者数を記録した館長・長谷川静生氏の新企画です。地味ではありますが、一見すべきものとしてお勧めします。

 第2面では恒例になった「新発田のおいしいお米コンテスト」の結果と、同日に行われた「無農薬米の栽培及び輸出における現状等について」の研修会の模様を紹介しました。

自治体がお米の輸出を先導する試みは新発田市以外にほとんど類を見ません。感染症禍で停滞していますが収束後は間違いなく輸出は進展します。今は「美味しさ」で販売を伸ばしていますが、これからは「美味しさ」は当然として、「安全性」と「健康に良い(機能性)」が市場競争力の基準となるはずです。

私が10年以上も以前から主張してきたことがようやくスタンダードになろうとしているのです。かつての問題は作業効率をいかに上げて価格に転嫁せずに済むかでしたが、最近は「健康に良い(機能性)」ことをうたえば価格に上乗せできるようになりました。つまり、「健康に良い(機能性)ものは高い」との認識が一般化しつつあるということです。新発田市でも高く売るための指導を行うべきでしょう。

第3面では、新発田市議会定例会で目立った質問を取り上げました。懸案の「蔵春閣移築問題」です。市は移築を先行させ公開を先延ばしにしていましたが、ようやく付帯施設建設にこぎつけ、再来年以降公開されるとのことです。いずれにしろ、可能な限り早く公開して観光誘客に結び付ける施策を展開すべきでしょう。

4面では来年3月にオープンするパル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のスタッフ募集、蕗谷虹児記念館の「はり絵画家 内田正泰展(冬・春編)」、歴史図書館の新企画「明治維新と新発田藩」展の告知を掲載しました。

 

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