出生数は減少しているにもかかわらず、保育希望者が、とくに0歳児・1歳児で増えている。その理由について市こども課の新保幸男副参事は「共働きの方が増えたこと、核家族化が進んで他に見てくれる家族がいないことも背景にあります」と解説した。
そこで、待機児童ゼロを目指す新発田市は、市内の幼稚園との交渉にあたり、私立わかば幼稚園で通年の「こどもデイサービス」(待機児童の通年預かり)を今年度に限り実施できることになり、4月14日から同サービスを開始した。同サービスを今年度限りとしたのは、27年度以降は保育所(天ノ原・豊浦・藤塚浜など)の施設整備ならびに保育士の新規採用と、すでに開所した私立あやめこども園と来年度開所する私立わかばこども園による受入で、ある程度待機児童解消が図られると予想されるからである。