SOPvol.125          新発田の令和4年度予算


▲五十公野公園のあやめ

今月の第1面では、新発田市の令和4年度予算を紹介しました。

財政調整基金(貯金)を確保しながらバランスのとれた予算案となりました。しかし、新型ウイルス対策に追われたこともあって、新規の産業振興策はほとんどなく、アフターコロナを見すえた戦略・投資に欠けていることは、議会で与野党問わず複数の議員に指摘された通りです。人口減対策でもっとも有効なものは経済対策です。二階堂市長の公約にある通り「仕事がなければ人は集まらない(仕事を求めて人は出ていく)」のです。市長および市執行部に対しては積極的な経済対策の立案・実行を望むものです。

第2面では、石川啄木(一)を経済面で援助し続けた新発田・荒川生まれの宮崎郁雨(大四郎)について、前回の2人の関係についての概略に続き、今回は郁雨のたぐいまれな「人助け」精神の涵養と実践について、年譜と詠み遺した短歌を参考に解説しました。このたび新発田城南ロータリークラブが中心となって、生家跡の荒川(松浦幼稚園辺り)に顕彰碑を建立することになり、次号では顕彰碑建立について続報する予定です。

第3面では、活躍著しい「フードバンクしばた」が第25回地球倫理推進賞・文部科学大臣賞を受賞したことを報告しました。受賞式には佐藤哲也代表・土田雅穂副代表が参加しました。すでに何回か本紙でも取り上げましたが、現在の「フードバンクしばた」の活動内容にも触れました。

4面では、パル陽だまり苑の介護施設「ふぇりあ」のヘルスケア・サービス等の紹介、歴史図書館の好評企画「新発田藩の歴史資料」展の告知、新発田文化会館での「林家たい平・春風亭昇太落語会」「山形交響楽新発田公演」の告知を掲載しました。

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