1月12日(日)ヨリネスしばたで行われた城下町しばた全国雑煮合戦
惜しくも入賞を逃した 魚喜久の新発田雑煮
新発田市立歴史図書館が作った「歴史ガイダンス映像(入門的指導映像)」が、地域文化アーカイブス主催の映像コンクールで奨励賞を受賞しました。今月号の第1面でその概要について掲載しました。ほとんどが職員の手作りで、台本制作や資料集めもすべて職員が担当した労作です。
通史編、城(江戸時代)編、人物編①(溝口秀勝・丹羽伯弘・大倉喜八郎)、人物編②(堀部安兵衛)、産業編(治水・干拓の歴史)の5編からなり、内容がとても分かりやすいこと、資・史料が豊富なことが特徴で、新発田市民はもちろん、新発田を訪れた方々にぜひ観てもらい映像アーカイブスです。
2面では、16回目を迎えた全国雑煮合戦の模様をリポートしました。42店舗の参加のうち優勝は全16回休むことなく参加し続けた「屋台道楽」の「安兵衛ラーメン雑煮」でした。参加者は2万5千人と前回に続き過去最高を記録しました。雑煮のバラエティだけでなく、高校生や大学生による物販、市民茶会の併催など、イベントとして成熟してきています。今回は初めて御免町小6年生による地元の店や職人を取材したキャリア学習の結果発表は目の付け所もよく、観客から大きな称賛を受けていました。
今後の課題は市外からの集客と情報発信にあります。
3面では、災害時の防災・減災対策として市が取り組みを始めた「個別支援プラン」についての解説です。災害時に自力で避難できない方々(高齢者・障がい者・認知症患者・外国人など)を「要支援者」として登録、一人ひとりの事情にあった救助方法を予め決めておこうというものです。
これは平成23年に発災した東日本大震災を機に改訂した「災害対策支援法」を受けたもので、新発田市は助ける側(自主防災組織)の組織率が90%程度となったことから、今度は助けるべき人たちとその救助方法を具体化しようという試みです。まずは2地区をモデル地区として選定し、「個別支援プラン」作成のノウハウを確立し、市内全地区に広めるのが目的です。
4面では陽だまり苑の「ピュア・オレンジ」、こども食堂の「制服リサイクルプロジェクト」、歴史図書館の企画展「明治維新と新発田」の告知をいたしました。
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