今号、第1面では、3月8日(木)の市議会代表質問において、二階堂馨新発田市長が3期目に向けた出馬表明の際に述べた所信についてまとめました。
2期8年の実績については、西部工業団地の完売による「産業振興」、待機児童完全解消と転入人口増による「少子化・子育て支援」、全国標準学力テストの成績が小・中ともに全国平均を上回ったことによる「教育の充実」を例に挙げて、市民との約束はおおむね果たしたとしました。さらに、進行し続ける「人口減」をストップさせる対策は待ったなしの課題だとし、この課題を克服するためにも3期目を目指したいとしました。今のところ、対抗馬として複数の名前は上がっているものの、二階堂市長以外に立候補の具体的な動きはありません。
二階堂市長は自ら例に挙げた以外にも、外国人観光客誘致や独自の農産品・特産品輸出に向けて大きな実績を上げています。しかし、農業や商工業部門では育成支援の途上であり、今後も努力を継続しなければならない状況で、引き続き二階堂市長に市政を担ってもらう必要があるでしょう。
2面では、新年度予算にあげた「第3子以降給食費無償化」、「10代の居場所カフェ設置」、「大倉喜八郎向島別邸の利活用」について、議会一般質問とその答弁を掲載しました。
3・4面では、4回にわたって連載した「元禄赤穂事件討入りの真実④」を掲載した。「元禄赤穂事件」は堀部安兵衛とその「はとこ」の溝口摂津守の合作であることを、新史料と旧史料の再検証によって明らかにしたものです。展開の仕方によっては新発田の新たな観光資源となり得るものです。
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