SOPvol.39県立新発田病院跡地・整備進む


▲冨澤先生と行く忠臣蔵・赤穂の旅

今号では、1面で新発田市の5大事業の一つ、県立新発田病院跡地整備事業についてリポートしました。3ヘクタールの広大な土地は現在防災公園として整備されつつあります。市長による東日本大震災被災地視察を受けて当初計画にはなかった「耐震性貯水槽」が好演に埋設されることになりました。約1万人に3日間給水可能という設備です。短期計画では防災機能部分が整備されますが、特養二の丸が移転した後は中長期計画として、たとえば歴史資料館、門や堀が復元されて、観光的な機能が附設される予定です。駅前複合施設を「口」、新市役所を「鼻」、お城周辺を「目」として整備し、日常的な賑わいを創出しようという二階堂市政の目玉事業の一つです。
2面では12月議会の質問のうち、二階堂市長の2期目の市政運営の基本方針に関するものを掲載しました。議員のほとんどは大筋では賛成との立場であるため、質問は細部にわたるものがほとんどでした。月刊誌にオール与党と揶揄されていますが、大所高所に立ったより活発な議論が待たれます。
3面では武庸会主催の「冨澤先生と行く赤穂の旅」をリポートしました。冨澤先生はていねいな資料の再解読によって元禄赤穂事件の真実に迫っています。討入りが大石主導ではなく安兵衛主導によるものだったという新事実は新たな『忠臣蔵』が誕生させる可能性があります。冨澤先生はそれを大河ドラマにして新発田に観光客を呼び込む契機にしたいと考えており、本紙でも継続的に応援していきます。
4面では新発田でも増え続ける認知症の方やその家族に対する市の対応をリポートしました。今回はその概要でしかありませんが、人的経済的支援が今後ますます必要とされる分野です。数回にわたって検証記事を掲載します。

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