▲新発田のブースは黒山の人だかり
今回は「片山市政から引き継いだ市の5大事業」以外の大型事業で、二階堂市長独自の事業である駅前複合施設イクネスのグランドオープンを取材しました。新図書館と新こどもセンターを中核とする施設ですが、オープン日を除いた来館平均は約1,500人です。このまま推移すると年何45万人にしかならず、市長が議会で公言した「100万人」には遠く及ばないことになります。旧図書館+旧こどもセンターの利用者数の倍ですが、利用促進にはさらなる工夫、ソフト開発が必要です。
台湾での観光客誘致&輸出商談会は新発田産コシヒカリ4トンを完売しました。国内価格の約3倍の値付けで売れ行きが心配されましたが、新発田産コシヒカリは十分に商品力がありました。今後も台中地区あるいは高級百貨店での実証試験販売が予定されています。観光振興課の清田課長によると「2年間で輸出スキームを作りたい」とのことで、この秋に台湾・台南三越あるいは台中阪神に出展するとのことです。引き続き取材します。
4面では先進地視察として北九州市のフィルムコミッションを取材しました。映画では1ロケ当たり平均2千万円程度、最大で5千万円の経済効果があるそうです。誘致や支援の仕組みを市当局に提案していきます。ただし、成功させるには市民の理解と協力が必須だそうです。
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このところ二階堂市政は絶好調です。かねてよりの課題だった定住促進(I・U・Jターン)対策では補助対象を拡大することで本年度は2カ月ですでに19件(47人)が補助対象となり、転入が決定しました。「子育てしやすいまち」のイメージが定着したことも転入増の理由です。ふるさと納税では良質の返礼品が評判を呼んで昨年度は2億5千万円の寄付を集めました。これは県内第2位の数字です。また、目標には届いていないとはいえ、駅前複合施設の集客は旧施設の倍ですし、年末の新市庁舎完成で風景も変わります。
好事魔多しということもあります。道を誤らぬ様に注視していきます。
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