SOPvol.92           新発田のプログラミング教室


▲情報教育主任研修会での公開授業(6月21日・紫雲寺小)

 

今号、第1面と2面を使って、新発田のプログラミング教育の現状をレポートしました。

文科省は令和2年から実施される新指導要領に「プログラミング教育」の導入を明記します。「プログラミング教育」は「話せる英語教育」とともに、日本と日本人が将来的に国際社会で生き抜き、現在の生活水準を維持するために必須の教育と謳われてきました。しかし、GAFAやファーウェイの例を持ち出すまでもなく、実際には世界と大きな差をつけられています。

遅ればせではありますが、新発田市では令和2年に向けて、今年から新たな取り組みを始めました。まずは「指導者の育成」からですが、幸い当市には皆川孝先生という先駆者がおり、官民協働という形で活動が始まりました。重厚長大の製造業の先行きに明るさが見えない中、これから「プログラミング教育」を通じて、子どもたちの可能性を大きく育てていかなければなりません。

第3面では、「歯と口腔ケア」の大切さを歯科医師の田上正幸先生に簡単に語っていただきました。新発田市長は「健康寿命の延伸」を新たに公約に掲げて当選しました。「健康寿命の延伸」にとって必要なことは日常的な運動と口腔ケアにあることは科学的に証明されています。

口腔ケアと健康との関係で、田上先生には具体的な例を挙げていただきました。来月号から「認知症と歯周病」など、一例ずつ詳述していきます。

4面では蕗谷虹児記念館での展覧会「エロール ル カイン展」と新発田市立歴史図書館での「10代藩主直諒の夢展」、および陽だまり苑の「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

 

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SOPvol.91           にぎわう月岡温泉街

▲月岡温泉 あしゆ湯足美(ゆたび)

今号、第1面から3面まで使って、月岡温泉を特集しました。

昭和の高度成長期に繁栄を極めた月岡温泉。デフレが続く平成の時代には長い低迷期に入り、来客数・旅館数ともに半減してしまいました。そこで、開湯100年を機に、泉慶社長は過去を振り返る冊子を発行して区切りとし、経営も若手への委譲が進みました。若手有志は2014年に9名で「まちづくり会社ミライズ」を立ち上げ、温泉街の回遊性を増すため、毎年1店舗ずつ、新潟の特産にこだわった体験型のお土産店をオープンさせています。同時に源泉発祥の地を整備し、インスタ映えのする「月あかりの庭」も造りました。温泉街のメインストリートの修景も進めています。一言で言えば、歩いて楽しいメインストリートづくりです。

今年の4月に6店舗目の地元の果物を使ったジェラート店をオープンさせ、6月には一連の取組みが国交大臣の「先進的まちづくり大賞」を受賞しました。

休日ともなれば、温泉街は若いグループやカップル、家族連れであふれ、車での通行がはばかれるほどの人出となっています。いずれ、温泉街のメインストリートと周りの道を回る一方通行にしないと、安全が確保できない心配さえあるほどです。ぜひ、休日に一度訪れて街を歩き、変わりつつある月岡温泉を体験することをお勧めします。

今後は民間の事業拡大・継続と行政の側面支援により、交流人口のさらなる拡大を図る必要があるでしょう。観光庁の調査では観光客一人が地元に落とすお金は、北陸地方で平均2万5千円(交通費除く)だそうです。極めて経済効果が大きいのです。現在の年間50万人を高度成長期の100万人まで戻すことが先決で、同時に外国人観光客の誘致に務めなければなりません。行政主導のアクセス向上・景観整備・インターネット環境の整備・広報および誘客活動は他の観光地に比べて足りていないのが現状です。

4面では蕗谷虹児記念館での展覧会「エロール ル カイン展」と新発田市立歴史図書館での「10代藩主直諒の夢展」、および陽だまり苑の「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

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SOPvol.90           豪雨災害に警戒を

今号、第1面では、豪雨災害への普段の準備を促す内容としました。新発田では平成27年度・28年度と2年にわたる白穂被害や一昨年の大雪、昨年の干ばつと高温という異常気象が続きました。今年も観測史上初という5月の猛暑に襲われる中、危惧されるのはやはり豪雨災害です。

新発田市は独自にハザードマップを作成して注意喚起したり、自主防災組織づくりを進めている一方、国では分かりにくいと言われた防災情報・避難情報の伝え方を統一しました。「警戒レベル4で全員避難に避難を指示する」というものです。伝達方法を含めて、どこまで徹底できるかがカギになります。

上記記事執筆中に、県北で強い地震がありました。人命は失われませんでしたが、家屋に被害が出ました。新発田にも櫛形断層・月岡断層という大きな断層があり、最大震度6強が予想されています。準備を怠ることはできません。

第2面では、市議会6月定例会での新人の質問と市長答弁を一部抜粋・要約して掲載しました。初質問の新人と政治家歴40年の市長との経験との差は明白ですが、いずれ市長を追い詰めるような鋭い質問がなされることを期待するものです。議会運営委員会での委員の発言などにも議員の勉強不足が露呈たと言わざるを得ず、私的な感想ですが、ベテラン議員の抜けた穴の大きさを痛感した6月定例会でした。

3面では、3回にわたって連載した「地域公共交通網形成」についての、小柳肇議員の質問・提案とそれに対する二階堂市長の答弁です。小柳議員の提案の骨子はコミュニティバスとデマンドタクシーの複合型ですが、これを全市各地域ごとの実態に即して運行するためには、既存の菅谷地区や川東地区の公共交通の再編成が必要となります。

市民要望が切実なうえ、保守系革新系問わず、いずれの議員も早急な「地域公共交通網形成」を市長に突き付けています。「地域公共交通網形成」市長3期目の最大の政策課題として浮上しています。今まで市長は「学校統合に併せて」とし答弁してきましたが、それが許されないほど地域の高齢化は切迫した状況になってきたのです。

4面では蕗谷虹児記念館での展覧会「エロール ル カイン展」および陽だまり苑の「ピュア・オレンジ」の告知を併せて掲載いたしました。

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